吹奏楽の合奏練習を行う音楽室では、トランペット・フルート・クラリネットなどの音が硬い壁面で反射し、響きすぎや残響によって各パートの音を聞き取りにくくなる場合があります。
この用途では、F-2波型プロファイル吸音材30mmを反射の強い壁面へ部分的に設置し、中高音域を中心とした反射音・残響をやわらげる方法が考えられます。
今回は、学校の音楽室で使用するため、900×1800mm・裏面粘着付きをご相談いただいた使用例です。30mm厚は壁面への張り出しを抑えながら反射音対策を行いたい場合に使いやすく、必要寸法へのカット加工にも対応できます。
用途:吹奏楽・合奏練習時の反射音・残響対策
使用場所:学校の音楽室
材料:F-2波型プロファイル吸音材
厚み:30mm
寸法:900×1800mm
数量:6枚
施工:裏面粘着付き
設置方法:反射の強い壁面へ部分配置
吹奏楽では、金管楽器・木管楽器・打楽器など複数の音源が同時に鳴ります。
音楽室の壁面がコンクリート、石膏ボード、塗装壁などの硬い面の場合、楽器の音が壁で反射して室内へ戻り、音が重なって聞こえることがあります。
特に高音域を含む楽器では反射音を感じやすい場合があり、合奏時に自分や周囲の演奏音を聞き取りにくくなることがあります。

F-2波型プロファイル吸音材は、表面に凹凸を持たせたウレタン系の吸音材です。
壁面へ設置することで、室内で反射する音を吸収し、反射音・残響・こもり感をやわらげる用途に使用できます。
今回の30mm厚は、低音域を本格的に処理するというより、音楽室の壁面反射や中高音域の響きすぎを抑えたい場合に検討しやすい厚みです。
※特定の高音楽器だけを選択的に吸音する材料ではありません。
最初から音楽室の壁全面へ貼るのではなく、反射が気になる位置から部分的に設置する方法があります。
今回の900×1800mm×6枚は合計約9.72㎡となるため、壁全面ではなく、複数箇所へ分散配置して効果を確認する使い方が考えられます。

表面を波型の凹凸形状にすることで、平らなスポンジとは異なる形状を持たせています。
壁面や天井などへ設置し、室内の反射音・残響対策として使用できます。
今回は900×1800mmをご希望いただいていますが、このサイズに限定した製品ではありません。
設置する壁面や柱、窓、設備などに合わせて、幅・長さをご指定いただけます。
また、裏面全面粘着付きにも対応できるため、施工現場での貼り付け作業を簡単にできます。
音楽室のクロス壁や塗装壁へ、裏面全面粘着付きの吸音材を直接貼り付けると、将来取り外す際に壁紙が剥がれたり、塗装面を傷めたりする可能性があります。
学校施設など、原状回復を考慮したい場所では、全面を強く接着するのではなく、必要に応じて接着面積を減らした固定方法も検討できます。
粘着なしの吸音材に両面テープを部分貼りする
吸音材を粘着なしで製作し、施工時に必要な箇所だけ両面テープで固定する方法です。全面粘着に比べて接着面積を減らすことができます。
全面粘着付きの離型紙を部分的に剥がして使用する
裏面全面粘着付きの商品でも、離型紙をすべて剥がさず、必要な部分だけ離型紙をカッターなどで切り分け、その部分の粘着面だけを露出させて固定する方法があります。
これにより、全面を壁へ接着せずに取り付けることができます。
両面テープ付き面ファスナーを使用する
両面テープ付きの面ファスナー(オス・メス、50mm幅)を、壁面側と吸音材側へ取り付けて固定する方法もあります。
当社では、ご希望の長さにカットした面ファスナーもご用意できます。取り外しや位置変更を行いたい場合にも使いやすい方法です。
ただし、クロス・塗装・化粧板など壁面の材質によっては、両面テープや面ファスナーでも剥がす際に下地を傷める場合があります。施工前に目立たない場所で貼り付けテストを行い、壁面材質や原状回復条件をご確認ください。
F-2波型プロファイル吸音材は、室内で反射する音を吸収して響きを調整するための材料です。
隣室や屋外へ音が漏れることを防ぐ「遮音材」とは役割が異なります。
外部への音漏れ対策が目的の場合は、壁構造や遮音材、隙間対策などを別途検討する必要があります。
A. 特定の楽器や周波数だけを選択して吸収する材料ではありません。30mm厚の波型吸音材は、中高音域を含む壁面反射・残響をやわらげたい場合に検討できます。
A. 必ずしも全面施工する必要はありません。反射の強い壁面へ部分的に配置し、実際の合奏時の響きを確認しながら設置面積を調整する方法があります。
A. はい。今回の900×1800mmは一例です。設置場所に合わせて幅・長さを指定でき、裏面粘着付きにも対応できます。
