📏 基本販売単位とサイズ指定
- 基本原反サイズ:1000mm × 2000mm / 50mm厚のみ1000mm × 1000mm
- 上記範囲内でお好みのサイズにカット可能
- 例)500×1000mm、600×600mm、300×800mm など
- 型切りなどのご相談も可能です(用途に応じて検討)
当社の「活け締め・神経締め用スポンジマット」は、 魚の活け締めマット/神経締めマットとして魚体を保護しながら作業できる専用ウレタンスポンジです。
漁船・養殖場・活魚車・釣り堀・寿司店・割烹など、活魚の品質管理を重視される現場で、 ウロコ剥がれや身割れを抑え、鮮度と見た目の良さを維持するためにご利用いただけます。
活け締めとあわせて行われる「神経締め」は、背骨に沿って通る神経(脊髄)をワイヤーで破壊し、 魚の体内を流れる神経信号を完全に止める処理です。死後硬直を遅らせ、刺身の透明感や食感、熟成時の旨味を大きく左右します。
| 項目 | 内容まとめ |
|---|---|
| 神経締めとは? | 脳締め後、背骨に沿った神経(脊髄)をワイヤーで破壊し、神経信号を完全に止める処理。 |
| 目的 | 死後硬直を遅らせ、アミノ酸(旨味)生成を最大化し、身質の劣化を防ぐ。 |
| メリット① | 身が暴れず、筋肉破壊・身割れ・血の回りを防ぐ。 |
| メリット② | 刺身の透明感・食感を長時間保つ。熟成にも向く。 |
| メリット③ | 魚価の安定(高級魚で特に重要)。市場評価が上がる。 |
| 必要道具 | 神経締めワイヤー(0.6〜1.2mm)、ピック、ナイフ、氷海水。 |
活け締め・神経締めでは、ピック(脳締め用)や神経締めワイヤーなどの専用器具を使用します。 そのため、魚が跳ねたり滑ったりしないよう、柔らかくて衝撃吸収性のある下地が必要になります。
当社のスポンジマットは、こうした作業の安全性向上と魚体保護の両面で役立つよう設計された、活け締め・神経締め専用の魚体保護スポンジです。

大判スポンジブロックからスライス加工で厚みを仕上げるため、厚みも自由に指定可能です。
当社の活け締め用スポンジマットは、元となる大判スポンジからスライス加工する完全オーダーメイド品です。
「魚のサイズ」「作業台の寸法」「生け簀まわりのスペース」に合わせて、1枚からご希望サイズで製作します。
とくに下記のような高級魚では、神経締めを行うかどうかで身質・魚価が大きく変わると言われています。 こうした魚種ほど、活け締めマットによる魚体保護のメリットが大きくなります。
| 順位 | 魚種 | 理由・効果 |
|---|---|---|
| 1位 | ヒラメ | 死後硬直が極めて早く、神経締めで透明感・旨味保持が劇的に向上。 |
| 2位 | マダイ | 神経締めにより熟成向きの状態になり、身質が大きく改善。 |
| 3位 | スズキ・クロダイ | 暴れ癖が強い魚で、身割れ防止に効果大。 |
| 4位 | ブリ・カンパチ・青物全般 | 血回り・臭みを抑え、脂の酸化を遅らせる。 |
| 5位 | ハタ類 | 高級魚で価値が高く、神経締めで魚価上昇効果が大きい。 |
スポンジマットには低密度で柔軟性が高く、水抜けの良いウレタンフォームを採用。 活け締めの瞬間に魚が激しく暴れても、硬い床や桶の縁に打ち付けることなく、 体表の粘膜・ウロコ・ヒレを守り、身割れや皮目の裂けを抑えます。
マット表面はほどよい滑りにくさがあり、 魚をしっかり保持した状態で脳締め・血抜き・神経締めワイヤー挿入が行えます。 魚が滑ってナイフが外れるリスクを抑え、作業者の安全性も向上します。
漁船上での船上活け締めマットとしてはもちろん、 活魚水槽前の作業台、釣り堀・管理釣り場での魚の締め場、 寿司店・割烹・居酒屋などのバックヤードでもご使用いただけます。
活け締め・神経締め用マットには、低密度で水切れの良い柔軟なウレタンスポンジを使用しています。
※スポンジの詳細な物性(密度・硬さ・引張強度・伸び など)は、下記「物性規格」の表をご参照ください。
現場のイメージや衛生面、汚れの目立ちにくさなどを考慮し、色や材質を選定することも可能です。
活魚水槽・クーラーから取り出した魚を、スポンジマットの上に静かに載せます。 柔らかい面が受け止めるため、台の縁や床で魚体を打つことがありません。
魚がマット上で安定するので、目の後ろの脳位置を狙ったピック刺しや、 エラ・尾の付け根を切る血抜き作業がスムーズに行えます。
暴れによる転倒や滑りを抑えながら、背骨に沿って神経締めワイヤーを通すことができます。 魚体が安定することで、ワイヤーの通りが良くなり作業時間も短縮できます。
処理が完了したら、氷海水や冷蔵設備に素早く移して保存します。 マットは水洗いして再利用可能で、繰り返し活け締めマットとして使用できます。
活け締め・神経締めは、どこで処理するかによって求められるマットのサイズや仕様も変わります。 船上・店舗・釣り人など、それぞれのシーンで魚体保護スポンジマットが活躍します。
| 流通ルート | 締める場所 | 特徴・理由 |
|---|---|---|
| 一般の漁業(定置網・巻き網・沿岸) | 船上で締めることが多い | 港まで時間がかかるため。鮮度保持のため船上活け締めが増加。 |
| 高級魚・ブランド魚 | ほぼ100%船上締め | 魚価が大きく変わるため、船上で活け締め+血抜きが必須。 |
| 活魚(生簀輸送・活魚車) | 飲食店・魚屋で締め | 活かしたまま運ばれ、提供直前に締めることで“鮮度のピーク”で提供。 |
| 釣り人の持ち帰り | 釣った瞬間に締めるのがベスト | 家での締めは遅く、暴れ疲れ・乳酸・身割れで品質劣化。 |
釣ったばかりの魚はクーラーボックス内で暴れ、硬い樹脂の底面や角で ウロコ剥がれ・皮の裂け・身割れが起こりやすくなります。 当社の低密度ウレタンマットを底に敷くことで、衝撃を吸収し、 魚体のダメージを大幅に軽減できます。






木板や樹脂板の上で作業する場合と比べ、身割れ・打痕・ウロコ剥がれが大幅に軽減されます。
特にヒラメ・マダイ・アジなど柔らかい魚種では効果が顕著で、商品価値向上につながります。
はい。マットの“柔らかさと復元性”により、魚が暴れても滑りにくく姿勢が安定します。
結果としてワイヤーが通しやすく、素早く正確な神経締めが可能になります。
標準サイズ(1000×1000mm、1000×2000mm 厚み50mm 指定寸法に加工可)は、
小型魚〜中型(ヒラメ・マダイ・ブリ・太刀魚など)まで幅広く対応します。
大型魚向けに特注サイズも制作可能です。
まったく問題ありません。砕氷との併用で魚体の打痕を防ぎ、
輸送中の品質保持にも効果的です。
水洗いのみでOKです。
血液やスライム汚れも落ちやすく、乾燥も早いため毎日の作業に適しています。
可能です。ウレタン加工専門工場のため、
寸法カット・変形サイズ・厚み変更など柔軟に対応できます。
以下のような幅広い現場で実績があります:
釣り船・船宿
鮮魚加工場
飲食店の下処理場
魚市場・卸売場
魚の実演・イベントブース
個人アングラーのクーラー底敷き
硬い板の上で作業すると衝撃がダイレクトに伝わり、身割れが起こりやすくなります。
本マットは 50mm厚のクッションで衝撃を吸収し、身割れを大幅に抑制 します。
ヒラメ・マダイ・青物など身の弱い魚種で効果が特に高いです。
クーラー底が硬いと輸送中に 打痕・皮めくれ・尾腐れの原因 になります。
マットを底に敷けば、衝撃吸収+滑り防止で 魚体をやさしく保護 できます
マットは 吸水しにくい構造 のため、血液が染みにくく、
水洗いだけで汚れが落ちる ため衛生管理が簡単です。
標準仕様でブリ・カンパチ程度まで対応していますが、
マグロ・大型青物などにはより大きいサイズや厚み変更など特注仕様をご提案できます。
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