吸音材のメカニズム |
多孔質材料(軟質ウレタンフォーム、ガラスウールなど)に音があたると
その空気振動が直接材料内部の気泡部分の空気に伝わる。
気泡の面での空気の粘性摩擦を生じ、音のエネルギーの1部が
熱エネルギー変換され、吸音作用を生ずることになる。
このように空気の動きに対する抵抗によって
その振動が減衰し音が小さくなることを吸音という。
吸音性能評価方法 |
垂直入射吸音率 |
残響室法吸音率 |
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規格 |
JIS A 1405 |
JIS A 1409 |
概要 |
入射音と反射音の干渉を 測定が簡単で、研究開発や |
吸音材料の有無による残響室内の 入射波がランダムな方向から入射 |
<注意>
1 同一吸音材料を測定した場合、一般に残響室法吸音率の方が
垂直入射吸音率よりも上回る傾向にある。
2 残響室法吸音率は100%を越えることがあり、試験機関による
データ表示に注意が必要。
吸垂直入射法と残響室法による吸音率の比較 |
マーク |
種類 |
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□ |
垂直入射法による吸音率 |
+ |
吸残響室法による吸音率 |
垂直入射法と吸残響室法による吸音率の比較
サンプル [カームフレックスF2] 30mm
↑周波数(Hz)
※残響室法による吸音率は日本建築総合研究所においての測定です。